みき通信第41号


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小さくとも「自立のまちづくり」

同僚議員三人で、岡山県に「自立のまちづくり」を、視察に行ってきました。まずはじめは日本で一番美しい村と言われている「真庭郡新庄村」です。

平成の大合併が行われていた時、国の言う事だけでなく、新庄村独自の立場で、合併した場合としない場合のメリット・デメリットを、財政・行政サービス、人口流出など、村民全員がしっかりと考え、近隣が合併する中で合併しない道を選びました。村議会は、村民が決めた合併しない道を支えるため、「小さくても自主・自立を目指す新庄村宣言」の決議を挙げ、次世代に引き継いでいくことを宣言しました。今の人口はわずか980人、人口は横ばいとのこと。村長は「将来展望に不安はない」と、笑顔の答えに「自信」を感じました。

町民福祉は、「ゆりかごから墓場まで」をかかげ、医療費は高校生まで無料、子育て支援はとても充実しています。重要なのは「雇用対策」と、30年かけ村全域で「ひめのもち」というもち米を育て、ブランド化した「お餅製品」の生産・販売など、独自の取組みで自立していました。

もう一カ所、合併しない道を選んだ自治体「奈義町」です。「子育て応援宣言の町」として、妊産婦健診は全額補助、予防接種など予防医療にも力を入れ、小児医療費助成は高校卒業まで、「高校就学支援事業」など子育て支援に力をいれています。さらに今年度から、病児保育を取り組みます。高齢者には介護予防事業として平成15年に「ウォーキングプール」を作り、近隣自治体からも利用依頼が来るなど好評で、町立の近代美術館も維持しています。施設整備はその時々、国の補助金を上手に使っていました。

「自立」を目指す両自治体の「まちづくり」には、行政側に「自信」がみなぎっていると感じました。

「新庄村」や「奈義町」などの地方には「臨時財政対策債」と同じような国が返済する「過疎債・へき地債」などがあり、このような国の財政支援(補助制度)を上手に活用して「自立した自治体」つくりをしていました。

葉山町は財源の大半は町民の税金です。財政規模の違いや財源の違いはあっても、財政の運用はその自治体に任されています。首長がどんな町をめざすのか、町民にどのように還元していくのか、町民の方々の幸福感はどこにあるのか。行政の「まちづくり」に対する姿勢が試されているように感じました。