令和5年4月 中学校給食開始へ


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0103-2 「本当に始まるの?また延期では」という声が聞こえてきそうな中学校給食。コロナ禍の影響で給食センター建設を延期し、中学校給食実施の「サウンディング型市場調査」を経て、暫定案が議会に示されました。

 

 開始時期は令和5年度当初、方式は上山口小学校を親校とし葉山中・南郷中3校分を調理する親子方式か、弁当箱で配食するデリバリー方式(喫食率75%を想定)。どちらも民間事業者が調理がします。今後、親子方式のコストをはじめ詳細の検討を行い、令和4年度当初予算への計上を目指すとしています。

 親子方式を採用した場合の対象校は、1番最初のセンター候補地だった上山口小学校です。配送車の出入りが増え通学路に対する不安が払拭できないとして候補地から外れた経緯があります。また、他の3小学校は公営、上山口小学校給食は民営となり、これまでとは全く別の問題が生じてきます。また、約170食分を調理している上山口小給食調理室で、増築は行なわず器具の入れ替えだけで中学校分とあわせ1000食以上の調理となり、通学路の安全、労働環境や食の安全等、課題は山積みです。

 大型電子レンジを利用して再加熱するお弁当、デリバリー方式を採用した場合、全員喫食は難しいとし選択制を考えています。また、現在声上げをしている事業者は、衛生基準である2時間喫食が難しい場所にあるといいます。

 給食センター建設までの暫定措置としながらも、最低でも5年間実施を想定。「サウンディング型市場調査」では、いずれの業者からも民営化が望ましいという声が出たといいますが、民間事業者の急な事業者撤退による学校給食提供の中止という事例もあり問題です。学校給食の民営化が増えた中でも「葉山町学校給食基本構想」で公設公営を決定した葉山町。給食センター建設地の安全性も含め、今後も注視していきます。