中学校給食への取り組み状況は


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 コロナ禍による財政状況の悪化等により学校給食センター整備は再開時期も決めず延期。暫定的な中学校給食のみの提供を考えるとしていますが、実施期間や方式など町の方針は決まっていません。これまでも中々進まない学校給食センター整備に、中学校給食だけでも進める調査をすべきと要望を重ねてきました。

町は、サウンディング型市場調査(民間の意見や提案を対面方式での市場調査)を行い、9月には調査結果を出し、その後に方針を決めるとしており具体的な事業化の内容は見えてきません。サウンディング型市場調査という初めての手法ですが、①2023年4月までに供用開始②財政負担の軽減③温かい給食の提供を調査ポイントにしています。調査に時間をかけ2022年9月開始の給食提供が遅れていく懸念が残ります。

また、給食センター方式決定時(2015年9月)の計画にはなかった小中一貫教育校への考えやコロナ禍の影響、更なる建築費等の高騰もみられます。学校給食センター整備事業に関し再調査、再検討の必要を求めました。教育部長からは「FM会議(みんなの公共施設未来プロジェクト)等で検討したいと思う」と答弁をうけました。

 静岡県熱海市の大雨による土砂崩れは「土石流の要因に開発による盛り土がある」との報道に、葉山町の学校給食センター用地は谷戸を埋め立て(土砂防止の砂防造成工事)によって土砂災害特別警戒区域の解除に導けるとしていますが、本当に大丈夫なのでしょうか。建物の強化による建設費の高騰だけでなく、そもそもの安全性が守られるか大きな不安を覚えます。

 産後ケア・多胎妊婦健康診査拡充を

 「お産や育児の疲れがたまりつらい」「出産後自宅に帰っても頼れる人がいなくて不安」などの方に、産婦人科等を利用した産後ケア事業を行なっています。宿泊利用は18000円/泊。日帰りは6000円/日。訪問型は90分以内3000円。2回以上利用しても減額はなく、2泊利用の場合36000円の負担はかなり重く感じるのではないでしょうか。

他自治体では1泊6000円や2泊目以降半額・生活保護世帯負担ゼロなど負担軽減にも努めています。また、双子さんなど多胎児妊娠の場合、健診回数も増えるため、多胎健診補助の回数追加を実施しています。葉山町でも拡充を求めました。「実態を調査し検討したい」との答弁がありました。