令和3年度、葉山が目指すところは


miki-098

令和3年度はコロナ禍での財政状況を見極めるとして、クリーンセンター再整備、公共施設再整備、給食センター整備事業計画は延期された予算組となりましたが、「令和3年5月頃に町税収入の見込みが立つ。その時点で再度事業の進め方を考える」としています。

大型事業の中でも、下水道整備は延期しませんが、水環境の整備の必要性や令和7年度までに完了させる計画に基づいた国の交付金もあり進めるべきと考えます。令和4年9月に給食提供が始まる予定だった給食センター整備は、用地提供者による道路整備は始まったものの、いつ建築に進めるか分からない状況に、中学校給食だけでも先に始める対応を求めています。

コロナ禍で低迷している町の元気を回復するためと、6月から使える電子商品券5000円分が全町民に配られます。使用できる店舗は町民の利便性を考えたとして大型店舗も含まれますが、以前のプレミアム商品券使用先の7割は大型店舗でした。コロナの影響で売り上げが低迷している町内中小企業の経営維持を目的として実施するという目的から外れるとして、使用先は地元企業に限るべきと求めました。

高齢者は、これまで通っていた地域サロンの休会や、感染を心配し公共交通機関の利用を避けるなど外出の機会もかなり減少しています。昨年は、1回3000円の「京急ふれあいパス購入補助」を免許証返納者へ上乗せしていますが、山坂が多い葉山、バス停までが遠くバス利用も辛い高齢者もいます。タクシー補助券を発行し選択できるよう考えてほしいと要望しました。

日々のニュースはコロナ関連であふれかえり、感染患者数は下げ止まりどころか第4波の声も上がるほどです。ワクチン接種がコロナ禍を収束に向かわせるのはまだ遠いことと感じています。今後も続くコロナの影響を考えれば、町民の命や暮らしを守る、町内事業者を支える施策がとても弱く感じました。「コロナの影響で財政が厳しい」と答えるのはどの行政も同じです。町民の方の声を届け、葉山町の規模だから取り組めることに取り組んで行きます。

葉山町でのコロナワクチン接種は「葉山町福祉文化会館を会場として5月10日から開始する。会場まで、日程・時間等を決め町内4コースの巡回バスを計画している」との報告がありました。