みき通信 第68号 平成29年第1回定例会が終わって


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第1回定例会は、次年度の予算審査もあり、予算案に対する総括質問、一般質問と、町長・町部局と公式の場面で直接やり取りをします。

一般質問では、葉山町では赤字補填も考えると言われる「ふるさと納税」に、返礼品に頼らず葉山町にしかない魅力ある企画や、町が行っている子育て支援策等、更に施策を充実させ寄せられた寄付金を生かし、どう使われたかを合わせて発信し、ふるさと納税先PRとすることを提案しました。

町長は「事業ごと納税先とし、どのような成果が出たかを発信することは、おもてなしの一つ。来年度に向け検討し実施していきたい」というもの。ふるさと納税は返礼品を豪華にする自治体間の加熱競争になっています。早急に取り組むことを要望しました。

また、学校給食センター化のメリットに経費削減が挙げられています。「センター化のコストメリットを給食費補助に回す考えはないか」と尋ねました。教育長は「ランニングコストが浮く分が教育委員会の収入になるわけではない。地産地消の取り組みによりコストが上がる可能性もある。今の給食費負担を超過するような場合は改めて考える。町全体の財政運用の中で生じたコスト低減を財政支出でどのように活用するかは教育委員会で考えるのは難しい」というので、町長に質問しました。

町長は「コスト削減もあるかもしれないが、借金もするので大きく膨らむ可能性も十分ある。センター化が進み仮にコスト削減が数カ年決算で分かった時考える」との答弁。コストメリットが出るかわからないというのは、センター化にはコストメリットがあるとしたこれまでの説明と大きく違い、再質問しました。

町長は「コスト削減のためのセンター化ではない。コストが跳ね上がる可能性もある。それでもセンター化は、色々な意味でメリットがあり進めるべき」という答弁。教育長から「長期的には人件費等でコストメリットは出る。コストだけではないメリットの方が大きい」という答弁もありました。

センター化のメリットばかりを考えた学校給食センター化ではないかと感じざるを得ず、ここまで動いている事業ですが、今後も追及が必要です。