みき通信 第67号 平成29年度、どんなまちづくりを目指すのか


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2月14日より本会議が始まり、平成29年度予算案が出されました。
町長施政方針の中で「『町民が休日を葉山で楽しめるようなまちづくり』、町外の方に『いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくり』に全力を挙げて取り組む」と述べています。

横須賀市長は、人口減少対策に「必ずや市の社会減をゼロにする」ことに全力を挙げる考えを。逗子市は「人口減少と少子高齢化を克服するための逗子モデル強化予算」と銘を打った予算組を。超緊縮財政と言われる三浦市は、中学一年生まで小児医療費補助制度を拡充し、子育て支援策に力を入れ住民誘致を考えた予算だてです。首長の意気込みは、そこに暮らす人たちの生活に直結します。近隣自治体が住民誘致に全力を傾ける中、「いつかは葉山へ」と悠長な町政運営で良いのか不安がのこります。予算委員会の中で細部にわたり審査していきます。

ふるさと納税は葉山への納税寄付額より流出寄付額が1千万円上回り赤字補てん状況です。予算案総括質問では「返礼競争に乗るのではなく、町民の方へ現状を伝えるべきでは」と質問し「一つの方法」と答弁がありました。

また、介護保険事業で、要支援1・2の方へのサービスが「一般介護予防事業と介護予防・生活支援サービス事業」に変更されています。「一般介護予防事業」は介護認定を受けていない方も対象です。制度変更に多くの不安があり質問を重ねていますが、現在は、新たに要支援1・2に認定される方も「現行のサービスが受けられる」という答弁を受けました。

町外の方へ葉山の魅力を発信するのも大切ですが、今葉山に暮らす方の声を聞き、生かしていくことが重要です。