これまで中学校給食に取りかかるまで多くの時間、年月がかかりました。
50年以上葉山の小学校で行われてきた自校式の給食を食べる子ども達、保護者の方、学校の先生達に「センター化」が耳に入ってから歩き出すまで、ほんの1年あまり。大きな転換に、どのような情報発信をし、どのくらいの理解が得られたのでしょうか。
議会最終日に、測量等の補正予算3320万円が提案されましたが、全額、来年度に繰り越すというもの。「測量・調査・設計を一つの事業としているため年度内にすべての事業が終わらない」という理由でした。計上の仕方に疑問が多く、議員から質問が飛び交いました。やり取りを重ねた結果、それぞれの事業に分け発注し、測量・調査は年度内、設計業務分のみを次年度に繰り越すとしました。
給食センター方式に自校式のメリットをどれだけ反映できるのか心配もありますが、町側の話だけでなく、周りの方の声からも給食のセンター化に一定の理解は得られたものとして給食センターに関わる今回の補正予算に賛成し、予算は通りました。
一般質問では「学校給食基本構想」に関しても質問しました。数か所あった候補地から葉山中決定に至る比較では、多くの声があった金額の比較は掲載されていません。また「センター化することで複数の栄養士が配置され、ホームページや給食たよりなど様々な情報が発信できる」としていますが、喫食数2500食では県費で2人の栄養教諭を配置することが出来ます。それ以上は町費での配置。現在4人の栄養教諭が中学と合わせ6校となったら、2人で済ませる?これは、センター化によるメリットと言えるでしょうか。デメリットにしかすぎません。
給食でアレルギー死亡事故を起こしてしまった調布市では、教育委員会にも栄養士を配置し、食育、学校給食、アレルギー食等の学校との連携を図っています。
今後も、安心、安全、おいしい給食を続けてもらうため取り組んでいきます。