みき通信 第52号


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葉山町総合計画 基本理念 『 “みんなでつくる”葉山 』はどこに?

新聞報道にもあった「町立小中学校全6校分の給食を一括して調理実施する方法で、2019年9月の実施を目指す」は、議会には、町長召集の議員懇談会という形で行なわれたため質疑は出来ず、町側からの報告のみで「中学校給食実施」への期待はあるものの、現在自校方式により行われている小学校給食の今後への不安を残しました。新聞報道後、私にも疑問や不安の声が寄せられています。

教育民生常任委員会で改めて教育委員会からの説明、質疑を行いました。

  • ・全く話題になかった小学校給食を「中学校給食推進委員会」で検討している事
  • 「中学校給食推進委員会」のメンバーは、庁内の部課長で構成されているため、 子どもたち、保護者の方の声は全く入っていない事
  • 食育の観点からは何も考えられていない事
  • 小学校給食を共同調理場(センター方式)に変更する上での、メリット・デメ リットが全く検討されていない事
  • 建設候補地の上山口地域住民の方への説明もない事

等々、数多くの疑問が残りました。

小学校の耐震補強工事は終了したものの、いずれも老朽化が進んでいます。それぞれの給食調理施設を改修していくより、中学校給食共同調理場と一緒にした方がコスト面で有利。また、空いた小学校給食調理場所を放課後の学童スペースと使える。説明というのですが、これでは経営効率重視としか取れません。

今後、子ども達、保護者、学校関係者の意見を聞く場、説明会は行われるのか。再検討となったら、中学校給食実施に遅れが出るのか。など、町の姿勢が問われています。

27年度より実施されている、葉山町総合計画では、町民との協働が常にうたわれています。60年以上続いてきた「自校方式による小学校給食」を、庁内の部課長だけで構成される中学校給食推進委員会で考えられてよいはずがありません。中間報告であり決定事項ではない。というものの、27年度中に基本計画案をまとめる。というもので、問題点の変更余地があるのかどうか。

あらゆる面を考え、検討した小中学校の給食実施を今後も要望していきます。