みき通信 第53号


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葉山町から、栃木県鹿沼市にボラバス出発

台風18号の豪雨により東日本の多くの場所で大規模な水害が発生しました。
緊急支援のためボランティアバスをHSVN(葉山災害ボランティアネットワーク)が、レンタカーで、スコップ等機材を手配、参加者募集を企画し、シルバーウィークの20・21日と大きな被害を受けた栃木県鹿沼市に行ってきました。

HSVNは東日本大震災後に発足し、これまでも多くの災害支援活動に取り組んでいます。災害支援を行うのはもちろんですが、もし葉山で大災害が起こったとき、支援物資・ボランティアの受け入れや、復旧までの様々を想定し、どうしたらよいかを常に検討しています。

鹿沼市の現地には11人が参加。作業は、裏山が崩れ小川をせき止めたため床下浸水となったお宅の庭の泥出しでした。自宅の周りには泥だけではなく様々なものが流されてきています。一日かけても終わりませんでしたが、「どこから手を付けていいか気も滅入っていたが、きれいになって気持ちが前向きになりました」と喜ばれました。

本当に災害はいつどこで起こるか分かりません。大震災以降、町民の方々の防災・減災の意識はさらに高まり、HSVN(葉山災害ボランティアネットワーク)を立ち上げ、自治会単位の防災倉庫備蓄品の強化や、自助・共助の取り組みが進んでいます。

町でも25年度に「葉山町地域防災計画」が、津波地震対策編と風水害等対策編とに修正されました。計画はあるものの、実際に災害が起きた時、きちんと運用されるかが大きなポイントとなります。この計画は災害対策基本法により毎年検討を加え、必要があれば修正することになっていますが、町では26・27年も検討は行われていませんでした。

決算委員会の中で地域防災計画改定に関わる検討を行うことを指摘しています。検討を行う事が庁内部署での防災意識の高まりに繋がります。