みき通信第55号


miki-55

滋賀県愛荘町「給食センター」視察に行ってきました

 愛荘町は滋賀県の中央部にあり、H18年に愛知川町、秦荘町が合併し誕生した町です。人口21000人,7500世帯、スマートインターチェンジ(高速道路の出入り口の一つ)で名古屋まで50分ほどで移動できるようになったこともあり、人口が毎年増加傾向にあります。以前の学校給食実施方法は旧愛知川町は小中ともセンター方式、旧秦荘町は自校式で小学校のみ行っていました。それぞれの施設・設備の老朽化が目立ち合併以前から建替えの計画が出ていたそうです。給食センターでは、保育園も含めた町内8校分約2700食を作っています。

 愛荘町では「学校給食のあり方検討会」(町民の方で作る委員会)を設け『給食を生きた教材として有効に活用する・献立には地域の食材や郷土料理、伝統食を取り込む』など町に提言を行い総合計画へも盛り込んでいます。「自校式で行っていた給食をセンター化することへの不安な声は特になかった」との説明に、不安が出れば解消しながら計画を進めてきた様子がうかがわれました。また、愛荘町の候補地はどの小中学校からもほぼ中間地点にあり、国道沿いの公園用地で問題はなかったとのこと。

 葉山町では議会で行った「皆さまのご意見をうかがう会」で、候補地の上山口小旧校舎の狭い道の安全性に、多くの不安な声が寄せられました。

 葉山町は学校給食実施方法が変えようとしています。「中学校給食」実施と同時に「小学校給食」も含めたセンター調理方式にすることで小学校の給食室施設の老朽化等、数々の問題解決に繋がるとしています。愛荘町でも出されていた問題点とあまり違いはないように見えますが、実施に向けた進め方には大きな違いがありました。計画の段階から町民を交えた検討会を設けたこと。給食センターを学校給食に限らず町の全体の食育の発信地として位置づけ、「学校給食センター」ではなく町民の方みんなのための「給食センター」としていることです。

 ボックスランチ方式を取った近隣市では給食の喫食率が毎月下がってしまっています。これからの「学校給食の進め方」をどのように行うか、多少時間がかかっても、町民の声を聞きながらより良い方法を検討すべきでしょう。

 議会でも続けて取り上げていきます。