みき通信 第39号


miki-039

いよいよ中学校給食 始まる!?!

議会で何度も質問してきた「中学校給食」がやっと光が見えてきました。今回の質問への答弁が「中学校給食拡大検討委員会の答申は、やる方向で考える」というものでした。

答申が出たばかりで細部ははっきりしませんが、当初の「やるかやらないか」の検討委員会から、保護者を入れた拡大検討委員会とし「実施」へと大きな一歩を踏み出しました。

私が中学校の時にも毎日お弁当持参でしが、パン注文だけは出来ました。そのパン注文も一時なくなり、葉山中の保護者から「なぜ南郷中で実施しているパン注文がないのか。お弁当注文は出来ないのか」との声がだされ、現在では、何とか先生方と同じお弁当の注文や、登校前にコンビニで買ってきても良いなど、お弁当を持たせられない時の対応が少しだけ改善されてきました。

なぜ中学校給食を必要としているのか。社会情勢からくる家庭環境の多様化、共働き、母子・父子家庭への負担軽減、そして成長期の子供たちにとって栄養のバランスの良さ、食育の観点などから求められているのです。

全国的には中学校給食を82%以上の自治体が実施している中で、残念なことに実施率の低さで「西の大阪、東の神奈川」と言われています。

その「西の大阪」では、家庭で作る弁当と業者の弁当(デリバリー方式の給食)との選択方式で始めましたが、給食の弁当利用率は10%前後とか、、。ご飯は温かいがおかずは冷たい給食を、アンケート調査で50%弱が「おいしくない」と回答しているように、中学校給食をただやればいいというものではありません。

川崎市では新市長自ら先頭に立ち検討を進める「中学校給食推進会議」を立ち上げ、教育委員会も早期実施に向けた基本方針を出しましたが、葉山町も本気になって取り組むことが必要です。

中学校での自校方式が無理でも、葉山中と葉山小、南郷中と長柄小は距離的にも近く、小学校で調理したものを届けるという「親子方式」も考えられます。

災害時に避難所となった学校施設で調理室を利用した炊き出しをした、という事例もあるように、自校方式や親子方式、センター方式など、メリット、デメリットをしっかりと検討し、子ども達の立場で、食育の観点も考慮し、おいしく、質の良い中学校給食が望まれます。