京都府八幡市では今年の5月1日より中学校給食が始まりました。
八幡市では4つの中学校での自校方式も検討しましたが、財政的な問題から、3つの小学校の調理室で4つの中学校の給食を調理する親子方式を採用しています。
葉山町では、中学校給食を始めるにあたって、センター方式とし、4つの小学校の給食もセンターに統合しようと計画しています。
そして、そのセンターに15億から20億円をかけようとしていますが、財政計画も定まっていません。
一方、八幡市では3つの小学校の給食調理室の改修と新たな機材の購入の費用は約5億6千万で衛生基準もクリアしています。
しかし、国庫補助は出ないそうですが、二宮町の例を見ると国庫補助は1割弱で、残りは起債(借金)と一般財源です。
葉山町の教育委員会は、「長期的にみれば財政的なメリットがある」としていますが、何年で財政的メリットが生まれるのかも明らかにできません。
このような状況で、小学校給食の自校方式を廃止するメリットがあるとは思えません。
八幡市を視察して、その思いを強くしました。