みき通信 第72号 学校給食センター化 このまま進んで大丈夫?


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小学校4校分と中学校二校分を合わせ共同調理場を建設するセンター方式を採用して、中学校給食を進める。という計画が出され動き出しています。

ですが、おおもとになる建設予定地に関し二転三転し、今では「6校合わせたセンター方式で進める」という根本部分だけが残っている感じを受けています。

建設地を周辺道路が狭く危険だと言われた上山口小学校旧校舎から葉山中学校保護者駐車場に変更しました。しかし用地整備費用に2億円弱予定していたものが4億円掛かるかもしれない。となり再度の建設地を見直すこととなりました。

これまで「学校給食センター建設」は専門家の力は借りず、他自治体の建設状況を調査し職員間で計画を進めてきました。議会からも建設にあたり専門家の声を聞くべきと声を上げ、現在は「建築、土木設計に精通した業者に調査を考える。『葉山町学校給食基本構想』では敷地造成後にセンターを建設するとしているが、法面にセンターを建設しセンター建設費の抑制が図れるか検討する」となっています。31年9月の給食開始は断念です。32年9月も難しい状況ではないでしょうか。

オリンピック開催の影響で建築費用の高騰が問題になっています。32年9月供用開始を目標にしていますが、建築資材高騰の影響はどのくらい受けるのでしょうか。今後は専門家の声を聞くとしていますが、中学校給食を望む多くの声にこたえるためと、早急に計画を進めてきてしまった結果なのかもしれません。

葉山町は小学校の給食施設の老朽化もありセンター化を進めるとしています。京都府八幡市では、3小学校の給食調理室で4中学校分の給食も作る親子方式を採用し、3小学校の改修費用は4億円と言います。財政的理由で建設地を見直すのであるなら、自校式により近い親子方式も検討すべきと考えます。