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みき通信 第47号

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来年度はどんな葉山を目指すのか

  平成27年第一回定例会が始まりました。この議会で27年度の予算が決まります。来年度、皆さんから預かった税金を何に使うのか、審議しています。

町長は、二年間「子育て支援」を重点項目としてきましたが、来年度から「健康」をテーマに掲げ、色々な施策の予算を組んでいます。

子育て・健康にも繋がる「小児医療費補助制度」を、小学校6年生まで所得制限つきを「子どもの健康は所得に関係ない」として所得制限を撤廃しました。以前より子供の権利として所得制限は設けるべきではないと主張してきた私は、一歩進んだと感じています。しかし、中学校卒業まで対象としている自治体もあり、学年が上がるにつれ病院にかかる子供が減るため予算は少なくて済みます。「子育てするなら葉山で」という、気持ちを持てれば住民誘致にも繋がります。続けて声を上げていきます。

「健康」というと運動や病気にならないようにすることが思い浮かびます。検診事業の胃がんリスク検診や人間ドック・脳ドック費用補助が新しく拡充されています。しかし、特定健診の受診率は25年度23.7%と低く、受診者の底上げが重要となり、未受診者へ再通知するなど、そのための工夫を提案しています。また「町民体力測定」を企画し、今後の健康づくり、体力の向上を目指すとしていますが、単発で測定だけ受けても健康に結びつくものではなく、その後のフォローが必要です。町にはプールや体育館などの公共の運動施設がありません。小中学校の体育館を空いている土日、夜間に使っている状況です。公共の体育館を持たない自治体は、県内2自治体です。施設がなければ運動できないというものではありませんが、他自治体の体育館やプールを使う為の補助も全くなく、危険信号だけ出して運動の管理は行わないというのは、「健康」を重点施策に掲げたとは言えないのではないでしょうか。

緑の多い・海のある葉山。住んでいるだけでも健康になりそうですが高齢者の方もしっかりと健康に取り組めるよう、そして一時の啓発にならないよう健康を維持し仲間やつながりを持てるよう、町ぐるみの施策を考えることが必要です。