みき通信 第46号


miki46

4年間を振り返って

4年前、議会のことは全く分からなかった私が、毎議会、一般質問や総括質問を行い、一歩ずつ、立ち止まることもありましたが主婦、母の視点を役立て何とかここまで来ました。

最初の質問は、子供たちが多くの時間を過ごす学校、教育環境の整備についてで、なかなか進まない『学校トイレの改修』でした。息子たちが通っていたころから「臭い」と言われていたトイレ。町内の全小学校を見に行くことを提案し、議員みんなで臭いトイレを体験し、ほかの議員からも要求がでました。繰り返し質問し段階的でしたが改善されました。また温暖化の影響もあって夏の猛暑に、教室には父母から寄付された小さな扇風機が回っているだけでしたが、近隣自治体の状況、国、県からの補助金など色々な視点から質問を繰り返し、昨年の9月に「全小学校の教室にエアコンが整備」されました。

質問の度に「検討する」と行政の決まり文句の『中学校給食』でしたが、昨年、「完全給食を実施する」と明確な答弁を受けました。職員からも「窪田議員に質問されるからまとめておかなければ」と言われ、繰り返しの質問が無駄ではないと感じました。

近隣自治体や県と比較し、事業拡充に繋げた『妊産婦健診補助』や、介護士として介護する側、される側の声を聞き、高齢者福祉の問題も繰り返し取り上げました。他自治体より遅れている『介護用品支給事業』、場所が分かりにくいと言われる『地域包括支援センターのあり方』、『認知症に対する取り組み』など、色々な方の声を行政に届け、議員として少しは役に立つことが出来たでしょうか。

葉山町は高齢化率は高いが介護度は低く元気なお年寄りが多いと言われています。しかし、元気だからと言って心配事がない訳ではなく、介護保険制度が改悪される中で、元気を維持し、安心して暮らせるよう行政の取り組みは必要です。

特養の入所申し込みは「介護度3以上」、サービス利用料は所得によっては2割負担となります。施設側も介護報酬削減と大きな改定が行われます。また要支援者が保険制度から切り離され、自治体まかせとなり、自治体次第でサービスに差が出ます。町の頑張りがサービス拡充に繋がるのです。しかし、町の介護保険事業計画には事業内容の明記がなく、「29年度から新総合事業になる」としかありません。町にしっかりと取り組んでもらうために、ここで終わるわけにはいきません。

福祉に限らず更に皆さんの声をお聞きしながら、全力で頑張っていこうと考えています。