みき通信 第26号


miki-026

みなさんと力を合わせて頑張ります

一人でもがいていた議員活動でしたが、昨年1月、共産党議員団として一歩踏み出し、今年は私自身折り返しの年となり、全力で頑張る覚悟です。今年もよろしくお願いします。

安倍政権に期待し、年明けに株価上昇で「景気回復?」と明るいとも取れるニュースが流れました。安倍政権は今まで成功したことがないデフレ対策を行い、経済を立て直す、と言います。物価が上昇し、企業が儲かれば賃金が上がり景気が回復する。分かりやすい構図で、雨だれ方式とか言われますが、なぜ一度も成功しないのか。企業が儲かっても賃金に反映されていないから。これも分かりやすい結論です。

東日本大震災より1年10ヵ月、被災された方が2度目のお正月を迎えられました。復旧・復興は遅々として進みません。復興予算の規模は23年度から5年間で19兆円を投じ、その半分以上の10兆5000億円は復興増税として所得税や10年間住民税に1000円が上乗せられ財源となります。

復興予算とは何か。大震災の傷跡を復旧する。被災者の暮らし、被災企業を立て直す。このようなことに使われると思っていましたが実際は被災地とは関係のない事業にもつぎ込まれています。

争点の一つの原発政策で「原発ゼロ」を公約した政党が小選挙区で競合し、結果として原発を容認する自民党が政権を握ることになりました。報道では経済への対策が一番重要と結論づけています。大型公共事業が復活します。また、古い型の原発は造らないが、新しい安全な原発を作っていくといいます。これは国民が望んでいた答えなのでしょうか。

民意を反映すべき選挙ですが、一票の格差是正もされないまま、この結果は、正しい民意の反映なのでしょうか。
復興、教育、社会保障、経済、憲法。どこへ向かっていくのでしょうか。
今年が、平和で笑顔あふれる一年でありますように。