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教育民生常任委員会行政視察2014年7月16日~18日②

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秋田県潟上市「学力向上の取り組みについて」

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【開放的な事務室】

 潟上市は平成17年3町が合併してできた市で、平成19年当時、子供たちは、学校生活を生き生きと送っているものの、当時の調査では学習意欲の面で全県の比較で劣っていいた事から、課題解決のために取り組んできた方策として、

○学校の枠を越えた、実態や課題の共有~小・中連携や市校長会の取組~

・各小・中学校の校長会などで交流し、自らの学校の「課題」を全て出し合い、お互いの経験通じて解決策を探る。

○地域の特性を生かした、支援の活用~県教育委員会や大学との連携~

・県教育庁の教育事務所から電話やメールでの助言や資料提供を受け、市内の大学などとも協定を交わし、支援を受けてきた。

○優れた力量を持つ教員の活用~教育専門監や強化協力員等の活用~

・県の加配教員の枠を使って教育専門監を採用し、さらに市独自に「教科協力員」を設け、各学校に配置する。

これらの取組によって、平成22年度の中学3年生では、自己採点ではあるが、国や県の平均を上回ることができた。

また、同じように3年前の中学3年生に比べ、学校で好きな学習が増え、家庭学習をする子供たちが増え、どちらの項目も県平均を上回った。

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説明後、市立大豊小学校の理科の授業を参観させていただきました。

授業では、「植物のからだのはたらき」と「生き物のくらしと環境」をテーマに、観察結果を基にして、根から取り入れられて葉まで運ばれた水は、葉から水蒸気となって空気中に出て行くと考えて、ノートに書いたり発表したりすることができるようになることが狙いの授業です。

教師は、一人一人の生徒のノートをのぞき、評価を言葉にして褒め、生徒のやる気を起こしていく。

生徒も仮説を立て、それを顕微鏡で観察し確認し確信する。

約1時間の授業参観でしたが、潟上市の取組の実践を見させていただいて、葉山でどのように生かしていくのか考えなければなりません。

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