町議会主催で、皆さんのご意見を伺う会「学校給食について」を開催しました。
会場は、午前中上山口小学校旧校舎。午後は教育総合センターで行いました。
葉山町では、中学校給食について長年検討が進められてきましたが、今年の6月に中学校2校の完全給食をセンター方式で、平成31年度から実施することが発表されました。
これに伴って、これまで自校式で行ってきた小学校4校の給食もセンター方式に変更する中間報告が行われました。
これまで、中学校給食について、中学校関係者、PTAなどの関係者も交えた検討を行ってきましたが、突然、町と教育委員会だけで小学校4校もセンター方式に変更することが決められようとしました。
その際の質疑では、中学校関係者に説明するつもりはないとの答弁に、多くの議員は反発し、議会として皆様のご意見を伺う会を開催することになりました。
本来ならば、町と教育委員会が開催しなければならないものではないでしょうか。
給食センターの予定地とされた上山口小学校旧校舎への交通アクセスの問題が多く出されました。県道から上山口小学校までの長堂が狭く、子どもたちや地域住民に危険が及ばないか。地産地消の給食ができるのか。など、多くの不安が出されました。
また、なぜこれまで現場の声を聞いてくれなかったのか。行政の対応に対する不満。
多くの様々なご意見を聞くことが出来ました。
今後、記録をまとめ、町長・教育委員会に届けるとともに、各議員が参考として今後の論戦に役立てるでしょう。
今回の事態は、中学校給食の検討までは、中学校関係者の意見も聞きながらすすめてきたにもかかわらず、小学校給食については、自校方式からセンター方式に根本的な変更が行われようとしているにもかかわらず、小学校関係者の意見を全く聞かずにすすめられたことではないでしょうか。
今年の4月にスタートした第4次葉山町総合計画では、各施策ごとに「協働でできること」と目標を掲げているにもかかわらず、実際すすめられていることは町民無視で施策を押し付けるやり方であり、町政推進の根本問題が問われる事柄であります。
これからでも、関係者の意見を充分活かした計画づくりが求められます。